【自分が加害者になってしまった場合】
交通事故を起こしてしまった場合、予期しない自体に遭遇してしまい、冷静に物事を判断することが難しい状態にあります。原因についても一瞬の出来事で正確に把握することが出来ず、過失の割り合いについても必ずしも明確に判断することが出来ません。
このときに被害者に念書やメモ書きを求められたとしても絶対に書いてはいけません。
また、一旦示談が成立するとこれをやり直すことは難しいので、自分の判断で現場においてすぐに示談や金銭的な約束をすることは避けてください。
過失割合については任意保険会社が過去の事例や判例を元に判断し、加入者の代理で被害者と交渉します。
ただ、明らかに自分の過失が大きい際など、謝罪の言葉や病院へのお見舞い等は被害者の感情を静め、その後の保険会社の示談交渉をスムーズに進めるためにも有効です。
謝罪をした上で、具体的な金銭面での補償については保険会社で対応する旨を被害者に伝えましょう。
~加害者がしなければならない処置~
①車を止めて事故状況を確認
②道路上の危険防止措置を取る。
③負傷者を救護する
④警察へ事故の報告をする
【自分が被害者になってしまった場合】
被害者の場合も加害者の場合同様、その場での即決の示談は避けるべきです。
特に被害者の場合、興奮状態であるため体の状態が正確に把握できず、後で病院で診てもらってから重症であることに気付くということもありえるからです。
~被害者がしなければならない措置~
①加害者とその車の確認
②事故現場の状況を確認する
③警察へ報告する