【VFF(ビブラムファイブフィンガーズ)との出会い】
2011年の冬、ロシア武術システマの練習を通じてBarefootinc.japanの代表でもあるジェイソン・ウィリアム氏(写真中央)と知り合いました。
私が接骨院を経営していると聞くと私達が取り扱っている靴を試して欲しいと言われ、すぐに靴を送ってくれました。
始めは奇抜な上に派手で日本では流行らないだろうなと言うのが第一印象だったのですが、靴を履いてみて驚きました。
『裸足以上の裸足感覚』、靴を初めて履いた時の率直な感想です。
日頃、柔道の稽古もしており裸足には慣れているものの、足の指先までしっかり意識できる感覚は今までに経験したことないもので、すぐに販売店登録をしました。
その後、ジェイソン氏の紹介で裸足ランニングを推奨する吉野剛さん(写真右より2番目)の裸足ランニングセミナーに参加しました。
セミナー後の懇親会で吉野さんの足(写真↑)を実際に触らせて頂いたのですが、足裏や下腿部の筋肉が発達していて足の指の隙間がしっかりと開いており、靴で足を守られた現代人の足の機能の衰退を感じずにはいられませんでした。
ビブラムに出会って以来、日常の診療はビブラムを履いて行っており柔道で怪我してから外反母趾となった左足親指もとても良い感じです。
ビブラムの5本指シューズ(VFF)は,今までのどのシューズとも違い足の自然な動きを可能にするだけでなく,様々な足への効能が期待されています。
【VFFを履くことによって期待される効果】
【改善が期待される足の障害】
【ビブラムを履いてランニングをする時の注意】
通常の靴を履いての走行では踵着地が習慣となっているため、ビブラムシューズを履いて同様の踵着地で走行すると、衝撃が踵や膝に直接伝わり踵や膝を痛めます。
裸足で課外活動を行うと分かりますが、裸足で課外活動を行うと人は地面の障害物を足裏で感知できるようにソフトに足部全体を接地させます。
裸足に近いビブラムでの走行も足裏全体及び前足部での着地を勧めています。
始めは前足部接地に慣れないため、後頚筋やヒラメ筋が疲れるためビブラムを履いてのランニングは徐々に距離を伸ばしていくことが良いと思います。
※ 歩行の際はソフトな踵着地で問題はありません。重心移動が良くわかるため踵を引きづって歩く人、靴の擦り減り方で左右差がある人の改善が見込まれます。